1881年 ヌクレインとクロマチン

MiescherのヌクレインとFlemmingの色素に親和性のあるクロマチンの部分とは、本質的に同一の 非蛋白性の物質であるという証拠が、ドイツの植物学者E. Zachariasの実験によって明らかにされた。 彼は Miescher が考え出した方法を用い、塩酸とペプシンの混合物を細胞に加えて、 核が色素を吸収することを認めた。

しかし、希アルカリを加えると残った物質は染色されなかった。 (この操作を行なうとヌクレインが除去される)